2017年ベストミュージック
2017年に発表された音楽の中から、よく聴いた10作品を選びました。
Nathan Fake – Providence
うねるデジタルシンセに洞窟リバーブ。(Amazon / iTunes)
DJ Seinfeld – Time Spent Away From U
音の粗い感傷的なハウス。ハウスは感傷的で音が粗いのが良い。(Amazon / iTunes)
Karizma – Work It Out
がっちりとゴスペルmeetsハウス。こんな教会なら行ってみたい。(Discogs)
V.A. – Welcome to Paradise (Italian Dream House 89-93)
イタリアのダンスミュージックの軽薄さは本当に深いし尊い。(Amazon / iTunes)
Special Request – Belief System
レイヴ面とアンビエント面、どっちも鋭い。(Amazon / iTunes)
Bola – D.E.G.
IDMがIDMになる前からIDMだった生きる伝説の10年ぶりアルバム。揺るぎない。(Amazon / iTunes)
Jolie Holland & Samantha Parton – Wildflower Blues
元The Be Good Tanyasと現The Be Good Tanyasの共演盤。The Be Good Tanyasはカナダのカントリー/ブルーグラス系の素敵なバンドです。(Amazon / iTunes)
James Holden & The Animal Spirits – The Animal Spirits
シンセの鬼が生バンドを率いてプログレに激突する様子。(Amazon / iTunes)
Richard Dawson – Peasant
イギリスのフォークの人。音楽的に凄いと思って聴いていたら、英語圏の批評筋の人達は歌詞が凄いと騒いでいる。(Amazon / iTunes)
Helena Hauff – Boiler Room x Dekmantel Festival DJ Set
今年は昔ながらのエレクトロを心に持った勢力が頑張ってて嬉しかった。(SoundCloud)
他によく聴いたのは、Jlin『Black Origami』、Actress『AZD』、KiNK『Playground』、Prince & The Revolution『Purple Rain Deluxe [Disc 2]』あたりです。
今年も良い音楽がたくさんありました。良い音楽がたくさんありすぎるので、聴き方が広く浅くにならないようにインプットを制限して、本当に好きな音楽をじっくり聴く時間を持つように心がけてはいるんですけど、それでも聴き足りていないような消化不良感が年々高まり、どうしたものかと思い悩む2017年。年々この傾向が強まってるような気がします。これが生きるということなのかもしれません。