2020年ベストミュージック
2020年に発表された音楽の中から、よく聴いた10作品を選びました。
Phoebe Bridgers – Punisher
透明な歌声とその佇まいに反した意味不明なステージ衣装、ひっかかりだらけの歌詞、LA出身シンガーソングライターの2ndアルバム。
Hologram Teen – Pizza Conspiracy
元ステレオラブが作るサンプリング・ミュージックが面白くないわけがない。
Shinichi Atobe – Yes
無駄ゼロ、バランス完璧なハウス・ミュージック。
John Carroll Kirby – My Garden
ソランジュのアンビエントR&Bな近作に深く関わっていたプロデューサーのソロアルバム。今にピッタリなニューエイジ感とフュージョン感。
Koolade – The Hop
P-Funkハウス。このベースラインのセンスにひれ伏します。
Against All Logic – 2017 – 2019
Nicolas Jaarの実験プロジェクト。AllのLogicにAgainstしてるのに不思議なほどにダンサブル。
Kate NV – Room for the Moon
80年代のセゾン文化のあの感じを現代に再興させるためにロシアから送り込まれた刺客。
Quakers – II The Next Wave
Portishead周辺がStones Throw周辺とつるんで大暴れするQuakersプロジェクト、8年ぶりのアルバム。ビート集も最高でした。
Eris Drew – Fluids of Emotion
90年代のアンビエントハウス心とトリップホップ心を見事に融合させて現代に復活させてる。Octo Octaの盟友。
Prince – Sign O’ The Times (Super Deluxe)
このクオリティーでどんどんアーカイブ再発を続けていってください。
はい、コロナ禍ですね。田舎に住んでるので、ほいほいと都会のレコード屋に出かけていくこともできず、クラブやライブハウスも遠のいてしまい、音楽の「現場」が自分の部屋のスピーカー前だけになってしまいました。音楽もニューノーマルの確立を目指して前進するべきなのか、いやそうじゃなくて、あくまでかつてのノーマルを取り戻すために戦うべきなのか。その中間は有り得るのか。音楽、一体どうなるんでしょう。心配です。
ということで、ステイホームのこの一年の間、大・大・大活躍したSpotifyを使って、よく聴いた曲を思いつく限り放り込んだプレイリストを作ったので、ぜひ聴いてみてください。